アーティファクトの探索クエスト及び一覧

 Arenaの世界にも、後のシリーズに登場する有名アーティファクトがいくつか登場いたします。
 一度に一つしか持てず、使えば(魔法効果を発動させれば)消失の可能性があります。
 特に後者はアーティファクトの伝説によく記述される「一人の英雄を贔屓しない」、「濫用すると使用者を見限ることもある」といった性格がよく出ております。使いどころは慎重に決めましょう。


 アーティファクトの噂を拾うところから始めましょう。Rumour→Generalで噂を聞きます。大抵は祝日の話だったり伝染病の噂だったりしますが、辛抱強く聞きまわればアーティファクトの情報を持っている人に巡り合うでしょう。主人公のレベルが高ければ高いほど、アーティファクトの噂を聞ける確率は高まるようです。
 どこそこの宿にアーティファクトの情報を持った人がいる、という話が聞けますので、そのアーティファクトが欲しいものであるならば宿に向かいましょう。
 自分の場合、Necromancer's Amuletの噂を拾いました。武器防具以外なら何でも良かったので早速探すことにします。


 宿のバーテンダーに話しかけると、このようにメッセージが出ます。情報の入手には1000ゴールド以下の手数料(交渉すれば多少安くなります)がかかりますので、ある程度のお金は用意しておきましょう。


 任意の国にある洞窟が地図上に書き込まれます。(主人公がいる国ではないことも)洞窟は四層ありますので準備は怠らないように。


 比較的多彩な敵が出ます。


 四層目の宝をアクティベートすると、アーティファクトが存在する地図を入手したメッセージが出ます。任意の国にあるダンジョンが地図上に追加されます。


 これも四層あり、第四層にアーティファクトがあります。


 アーティファクトゲット。
 

 右クリックで効果を調べると、このような伝説についての薀蓄メッセージが出ます。Necromancer's Amuletの場合、装備すると−9ARの効果と、使用することでAbsorb Spells, Regenerate, Intelligence Fortifiedの魔法が発動します。ちなみに、Ebony AmuletのARは−5(魔法付加無し)です。性能いいっすねムシキングのMannimarcoさん。

■各アーティファクトの説明文の翻訳
 UESPにある説明文から訳します。

◆Auriel's Bow
 Auriel's Bowは気品溢れるEleven Longbowの姿をとり現れる。しかし、Tamrielの歴史上最も強力な武器の一つでもある。伝えられるところでは、姉妹品であるAuriel's Shieldのように、エルフの偉大なる半神半人が創り使ったものとされる。弓はいかなる矢も死の弾丸へと変え、それを使いこなすものには多少の攻撃ではびくともしなくなる力を与える。しかし、Aurielの力を注がれることが無いと、弓は己が蓄えているエネルギーを力へと変えるのである。一旦このエネルギーが使い果たされるならば、弓は消え去り再び何処かに姿を現すとされる。一番新しく発見された際は、何百年分もの噂が付きまとった。

◆Auriel's Shield
 Auriel's Shieldは、神話上の存在に近いエルフの神Aurielがかつて所有していたEbony Shieldであり、使いこなす者を不死身のようにする。火と魔法における抵抗力について、Auriel's Shieldを凌ぐものは存在しない。手にした者を守るにあたり、攻撃を吸収しきれない場合は盾は己の生命力を貸す。多くのTamrielのアーティファクトと同様に、盾はそれ自身に命と人格があり、使用者に束縛されることはないのである。最も知られている寓話は、使用者が最も必要とする時に見捨てたとされるものだが、しかし、典拠が不明確なものである。

◆Chrysamere
 Chrysamere、Paladin's BladeそしてSword of Heroesと呼ばれるものは、その防御力だけで攻撃を防ぐことが出来る古代のクレイモアである。それは手にした者に生命力を貸し、彼または彼女を火から保護して、持ち手に唱えられるいかなる破壊的な呪文をも詠唱者にはね返すものである。Chrysamereを長く手にした剣士はいない。それというのも、一人のチャンピオンを贔屓しないからである。

◆Ebony Blade
 Ebony Bladeは、時にはVampireあるいはLeech(蛭)と呼ばれ、Ebony Katanaに似ているが、その力は実際には、深淵の闇に包まれたものである。Ebony Bladeが敵を切り刻むたびに、負わせたダメージの一部が生の力として持ち手に流れ込むのである。剣自体はそれを使う者よりも凶悪ではないかもしれないが、長く存在する間のある時に、魅了の呪文がかけられて、特定の剣士のものにはならないようにされたのだ。この魅了の呪文をかけた魔術師はこの剣に入れ込みすぎた者の魂を救おうとしたのだろう。恐らく彼は正しかった・・・。

◆Ebony Mail
 Ebony Mailは伝説によれば、有史以前にDark Elfの女神Boethiahによって創られたアーティファクトである。誰がどれくらいの期間鎧を所有するか決めるのは彼女である。その価値があると認められた場合、その力は着用者に対して、才能と生命力を搾り出して一般的な魔法攻撃への耐性を与える。その者がEbony Mailを持つ資格が無いと判断するのはBoethiah自身のみであり、その上女神は非常に気まぐれなのである・・・。

◆King Orgnum's Coffer
 King Orghum's Cofferは小さなチェストであり、ごく普通の見掛けをしている。それはとても軽く、ほとんど重さは無いが、それこそが真なる魔術によるものだと分からせてくれるのだ。一日に一度、Cofferは無から金を作り出す。King OrghumがCofferを所有していた時、無限に金を供給したのである。それを発見した者は報告によれば、Cofferは最も裕福な商人でさえ恥じ入るほどの金を吐き出した後には消えてしまうとされる。何処に、何故消えてしまうのかは謎のままである。
 ※「Orghum」は原文ママ。

◆Lord's Mail
 Lord's Mailは、時にはArmour of Morihaus、Gift of Kynarethとも呼ばれ、極上の品質を誇る古代の胴鎧である。それが使われる時、着用者が失った生命力を回復させ、呪文の力に抵抗力を与え、毒を治癒するとされる。着用者にその価値無しとKynarethに判断された際は如何なる時でもLord's Mailは取り上げられ、次に選ばれる者のために隠されるとされる。

◆Necromancer's Amulet
 伝説的なNecromancer's Amuletは、狂える魔術師Mannimarcoの現存する最後の遺物とされるもので、着用者に対して魔法の力を吸収し、傷を癒す力を与える。アミュレットは着用者にPlate Armourと同等の神秘的な防御力を与え、重量や運動を制限されることも無い。そのため盗賊や魔術師の類に人気があるのだ。それが現世で不安定な存在であることはアミュレットの欠陥である――存在が薄れて消えると、それが消えた場所の遠くでまた現れることが永遠に宿命付けられている。

◆Oghma Infinium
 Oghma InfiniumはAgeless One(不老の者)である魔術師の賢者Xarsesによって書かれた知識の大冊である。Infiniumを読んだ者全てがそのアーティファクトの持つ力で満たされ、その者の能力を半神に近い高さまで引き上げさせるのである。一旦使われると、伝説ではInfiniumは手にしたものから消え去るとされる。

◆Ring of Khajiit
 Ring of khajiitは古代の遺品であり、指環を有名にした盗賊Rajhinより数百年古くからあるものである。それは指環の力を使ったRajhinを透明にし、音を消し、風の息のように素早くしたとされる。指輪を使うことにより、彼はElsweyrの歴史の中で最も成功した盗賊となった。Rajhinの最終的な運命は謎に包まれている。だが伝説によれば、指環は常用されることに嫌気が差し、Rajhinを敵の前に無力な状態においたまま消え去ったとされる・・・。

◆Ring of Phynaster
 Ring of Phynasterは、冒険に満ちた生涯を生き延びるために良き防御力を必要とした者によって、数百年前に創られた。指環のお陰でPhynasterは何百年もの間行き、その後は人から人へと渡っていった。指環は着用者に満遍なき防御力を与え、毒、魔法、電撃全てに対して耐性を与える。しかし、Phynasterは小賢しく、指環に呪いをかけたと言われている。それは所有者の手から消え去っては他の者の手に再び落ち着き、Phynaster自身の手に留まるまで満足しない。

◆Skeleton's Key
 Skeleton's Keyの力は非常に分かりやすい。魔術によって施錠されていない扉やチェストなら、ピッキングに不器用な者であってもすぐに開けることが出来るのだ。特に上手な開錠者は、魔法の閂をかけた扉でさえ開けられる可能性がある。彼らの金庫を守ろうとした魔術師により、鍵には二つの制限が設けられた。鍵は一日に一度しか使うことが出来ず、一人の盗賊の手に長い間留まることがないようにされたのだ。それが消える前、鍵を所有した者の何人かは裕福になり、あるいは入るべきではなかった場所に侵入した者も・・・。

◆Spell Breaker
 Spell BreakerはDwarven Tower Shieldの外見をしているが、Tamrielで最も尊重される古代の遺物の一つである。Battle of Rouken-Shalidorにおける歴史的重要性を除いても、Spell Breakerは使いこなす者をいかなる詠唱者からもほぼ完全に守りきり、魔法を跳ね除けるかいかなる魔術師も魔法を詠唱することを沈黙させる。Spell Breakerは最初の所有者を探しているため、誰の手にも長い間留まることは無いとされる。最も、時間の長短に関わらずとも、Spell Breakerを所有することは十分な力を得られる。

◆Staff of Magnus
 Staff of Magnusは、Tamrielで最も古いアーティファクトの一つであり、その形而上学的な力の源はその創作者であるArch-MageのMagnusによる。それが使われると、驚くべき割合で魔術師の生命力と魔法力を再生する。やがて、彼または彼女が強くなりすぎ、守るべき神秘的な均衡を崩してしまう前に、それを手にする魔術師を捨て去るとされる。

◆Volendrung
 Hammmer of MightであるVolendrungは何百年も前にTamrielの世界から消え去り、今は滅びたRourkenの氏族によって創作された。それは使い手に生命力を与える力があるが、最も知られているのは敵を殴りつけると麻痺し力を吸う能力である。それを創ったDwarfたちのように、Volendrungは突然消えてしまう場合があり、時には一日、時には永劫の時間をかけて戻ってくる。

◆Warlock's Ring
 Arch-MageであるSyrabaneのWarlock's Ringはその神話や寓話のために最も人気のある遺物の一つである。Tamrielの昔話では、Syrabaneは指環を賢く用いることで大陸全土を守り、それ以来ずっと、Syrabaneよりは低い目標を持つ冒険者たちを助けている。それには更なる力が込められている可能性があるが、身につけた者にかけられた魔法をはね返し、彼あるいは彼女の素早さと生命力を増強させる力を持つ。冒険家は長くWarlock's Ringを嵌めることは出来ないとされる。指環に命じていいのはSyrabaneだけだと言われているからである。


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(2009.8.27)