The Affairs of Wizards
魔術師の事情
Turedus Talanian 著
House Telvanniに入会したいのか?
部外者は、House Telvanniの魔術師が過激な孤立主義者であり、部外者に閉鎖的であるとしばしば習い、House Telvanniに入会して一定の地位を持つなど不可能と思うことだろう。
それは全く正しいことではない。
例えば、Telvanniは奴隷を所有する権利を積極的に擁護していることから、また、多くのArgonianとKhajiitを奴隷として所有していることから、多くのArgonianとKhajiitは、House Telvanniに仕えて庇護を受けられないと思うことだろう。
それは正しくない。Telvanniは、全ての種族を、メンバーに加入できる候補として受け入れている。
そして、Telvanniが魔術師として大きな力を持つ貴族に支配されていることから、多くの者は、極めて高い知性と意志力が無ければ候補として受け入れられないと思っていることだろう。
それは正しくない。Telvanniはそれなりの知性と意志力があれば、候補を受け入れている。
Telvanniにおける位階が、高い知性と意志力に比例し、そして、魔法――特に、神秘魔法、召喚魔法、幻術、変成魔法、破壊魔法とエンチャント――の魔術に熟達している候補ほど、より速く、より高い位階へと昇進するということは正しい。
但し、House Telvanniに入会したいと思う、冒険者は、どんな種族であり、いかなる能力を持つ者も、Sadrith MoraのTelvanni Council HallのTelvanni Mouthに行けば、心からの歓迎を受けることであろう。
(TelvanniのCouncilorたちは、自ら彼らの住居で何か供給することはしない。その代わり、彼らは「Mouth」と呼ばれる、Council Hallに在住している信任の部下に代理を務めさせ、後援者の代わりに、メッセンジャーを迎えることで、Councilの会合に彼らの後援者は物事を取り決める)
実のところ、House Telvanniの魔術師の長たちは、忠実で、金払いが良く、熟練した部下に依存している。House Telvanniは自身の下層階級の者から人を取り立てるが、必要とする職人や専門家は家の外に出て雇いに行かなくてはならない。そして、政治的理由のために、House Telvanniが、治安と護身のためにRedoranの傭兵への依存を減らすことを決めたので、ガードやエージェントに関して西側の傭兵に頼らざるを得なくなった。
House Telvanni内での昇進は、部外者にとって極めて難しいことが予見される。候補の何名かに紛れ込んだ、騒動の火種になる者が、House Telvanniにて、昇進の手段としてライバルを殺したり暗殺したりすることが横行している。競争相手を潰すことで自らの価値を証明することを嫌う者、冷淡な空気の中で競争することを嫌う者は、メイジギルドに雇われてその時間を努力に当てると良い。
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