The Black Grove
黒き森
著者不明

 迅疾と機敏さはMorag Tongの本領。彼の者らが動く時、沈黙に包まれ、誰も見ることはない。幻術が彼の者らの敵を惑わせる。肉薄し短剣で突き刺し、または距離を取って密かに、遠方より、飛び道具で寸分違わず暗殺す。軽装が傷より彼の者らを守り、軽業が誰にも見られずに、道を開かせるようにする。これらの長所を兼ね備えているか? ならば、さあ、Morag Tongを礼賛し、誓いを立てて仕えるが良い。
 友に囲まれ美しきものに身を包めど、行く当てが無い者か? 笑い、泣けど、最早何も感じぬ者か? これらの仮面を身に着けているか? ならば、さあ、Black Groveを礼賛し、誓いを立てて仕えるが良い。
 狩る者の血と狩られる者の血。埋伏と発見の歓喜。眼差しと血の門。生の歓喜と死の歓喜。これらを満たす者か? ならば、さあ、Mepharaを礼賛し、誓いを立てて仕えるが良い。
 誓いを立てて仕えるにあたり、それに適する者はGrandmasterを見出すべし。その者はしきたりに従い、Vivec市の、闘争の流血と生活の流水の間にあり、誰にも見られず、思いも寄らぬ密やかな場所で暮らしている。


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