Note from the Archcanon
Archcanonからの手紙

(封筒は匿名の蝋で封がされており、サインの無いメモが一枚あった)


(封筒にはこう書かれている)
 近頃、Nerevarineだと名乗っている外国人に、至急――


(メモの内容)
 汝が聖Lord Nerevarの生まれ変わりであるNerevarineであると主張することは、すなわち、Tribunalの教義に真っ向から矛盾するものであり、Templeの教義に反していることを加味しても、とんでもなく信じがたいものである。

 汝は事実、帝国情報部、別名Bladesのエージェントであることが、当局のLord High ArchordinatorのBerel Sala氏の確固たる証拠によって判明している。汝が主張している動機とその正当性の根拠に疑問を投げかけたい。

 しかし、汝の主張が信じがたいことと同様に、彼らもまたTempleの教えの矛盾の只中に存在し、秘匿された方針に付与された汝の緊密な関係と皇帝の利益によるものだと彼らは推論付けて固持している。Templeとその指導者の興味、特に不滅なる陛下Vivec様の興味により、主張通りのことがなされたか、動機や主張者の心について、秘密裏に個人的な審査を行いがっておられる。

 Templeは、記録、とくに、HeirographaとApographaを精査することで、沢山の様々な兆しと、予言によってNerevarineだという印を持つ者の成す事について、十分理解している。

 したがって、それらの最も大きな、そしてし難い特定の出来事を遂行することを要求する――すなわち、主張者は、かつてのように、Dunmerの人民の力と権力に関するいくつかの古代の肩書きの保有者だという承認を受けること、少なくとも、Great HouseのHortator、Ashlander部族のNerevarineとなること――主張者がNerevarineだと条件を満たすことが、High FaneのArchcanonにしてVvardenfellのCanonryにおけるArchcanon、High ArchcanonでありVivec様の臣、Lord Tholer Saryoni大師が、その者の主張とNerevarineであるかどうかを審査し考慮する条件だとTempleは提唱する。

 Nerevarineの予言におけるTempleの公式見解があるため、また、危害を加えたらんとする郎党から主張者の身を守るために、Nerevarineの資格を持つ主張者は秘密裏にArchcanon Saryoniの元まで、VivecのHigh FaneのArchcanonの自室まで足を運ぶのが良いだろう。

Archcanonとの会合に臨むにはこれらの条件を満たして後、Nerevarineと名乗る者はVivecのHigh Faneの治癒師、Danso Indulesの元に出頭すれば、手はずを整えることにする。繰り返すが、名乗る者は三つのGreat HouseからHortatorの名を許され、四つのAshlanderの部族からNerevarineと名乗ることを許されるまでは、会談は叶わぬものとする。

 VivecのArchcanonでありChancellorのTholer Saryoni大師の要望により、その御名の元に書かれたものである。


 Archcanonの秘書にしてVivecの僧侶、Dileno Lloran。


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