Notes from Huleeya
Huleeyaからの手紙
Huleeya著
(以下に記されていることは、Caius宛てのものである)
AshlanderとNerevarine教団の歴史
第一紀の未開のDunmerの文明では、定住のDunmerの一族(Great Houseたち)と、遊牧するDunmerの部族(Ashlanderのような)は、人数と富はほとんど平等であった。Grand Councilの文化的な秩序下で、Templeが中心的権限を掌握したことで、経済と軍事的な力は遊牧するDunmerのそれを追い越した。遊牧するDunmerはVvardenfellの最も貧しく、最も敵のいる地域へと追いやられていった。Ashlanderは、生まれ変わったNerevarが再来すること、遊牧する部族が定住するDunmerと平等だった時代である、Nerevarが支配する夢のような黄金期、そして、かつてDunmerの人々の大部分が、Tribunal Templeの独裁的な神政に乗り換えることで捨ててしまった伝統的な祖先崇拝の再興を待ち望んでいる。
AshlanderにとってのNerevar
これは、あるAshlanderが話してくれたNerevarの物語である。
大昔、古エルフと西側からの夥しい外国人が、Dunmerの国を奪いにやってきた。その時、NerevarはHouseの人民の偉大な王であり、戦争の指導者だった。しかし、彼は、我々の一人として、古代の祖霊と部族の法を褒め称えた。それで、Nerevarが先祖の偉大な指環である、One-Clan-Under-Moon-and-Starに、祖霊の道と、国の権益を守ると誓った時、全ての部族がRed Mountainでの大戦を行うために、Houseの人民に加わった。多くのDunmer、TribesmanとHousemanがRed Mountainで死んだが、Dwemerは破られ、彼らの凶悪な魔法は破壊され、外国人は国から駆逐された。しかし、この大きな勝利を収めると、Great Houseの力に飢えた王たちは、秘密裏にNerevarを裏切り、自分たちを神として宣言し、部族の民に誓ったNerevarの約束を反故にした。しかし、Nerevarは彼の指環を身に着けて再来し、偽神を追い出して指環の力において、部族に交わした約束を果たすと言われている。そして、祖霊を守って、国から外国人を駆逐する。
Nerevarine教団の迫害
Tribunal Templeは、Nerevarine教団の神秘主義と予言を、野卑な迷信と考えてる。Ashlander Ancestor教団とNerevarine教団は、特に、支配的なDunmerの礼拝を、憎悪を込めて、常に非難し、Tribunalの不自然な長命が、禁忌を犯した魔法か、死霊術を扱っている証だと考証した。権威主義的で、我慢が利かないようなTempleの聖職者たちも、Ashlanderの祖先崇拝の習慣を大目に見る傾向はあったが、Nerevarineを主張する者を、死や投獄することでいつも脅かしてきた。そして、常ならば色々な教団の崇拝に寛容である、帝国の統治委員会も、皇帝と帝国に敵対的な教団を非合法化して、その手の教団のメンバーを、投獄や死で脅している。Nerevarine教団のような、非合法の教団に対処する場合、Ordinatorは自由な権限を与えられる。
Peakstarと、過去に出現した、他のIncarnate
過去には、何人かが、Nerevarの予言どおりに再来したと主張した。一番最近の人物はPeakstarとして知られ、三十年以上前に忘れられた部族の間に現れて消えた、謎に包まれた人物であると言われている。Templeはこれらの偽のIncarnateがNerevarineの予言を否定するものだとしている。奇妙な、そして非論理的なことに、Ashlanderは偽の宣言をしたということを苦くも認めており、彼らを「失敗したIncarnateたち」と呼んでいる。しかし、偽者を、否定するよりは予言が生きている証拠だと見なしている。Nerevarineたちは、失敗したIncaenateの魂が宿る、Incarnateの洞窟にいるとされる。Nerevarine教団はよくわからない教団であり、矛盾によって折れず、むしろ輝いている。
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