Spirit of Nirn, God of Mortals
Nirnの霊にして、定命の者の神なる者
著者不明

 Lorkhanは、全ての定命の者の神である、Nirnの霊である。これは、必ずしも全ての定命の者がかの存在を好いたり、知っていることを意味しない。大部分のエルフはLorkhanを嫌っている。創造が霊魂の領域から彼らを切り離したと考えているからである。大部分の人間は、生の招き手としてLorkhanを敬うか、Lorkhanまたはかの存在の側面を尊んでいる。定命の者の世界、Mundus、Nirnと呼ばれる場所を創造したことは、生きとし生ける者の精神的な苦痛の源ではある。全ての霊魂は、意識化ではどこか別の場所から来訪し、Nirnが冷酷で、次の場所に行くための欠くことのできないきざはしであることを理解している。次の場所とは何か? 幾ばくかの者は始まりの国である霊魂の領域に戻りたいと願っており、そのため、Lorkhanは行く手を遮る悪魔として見なされている。彼らにとって、Nirnは牢獄であり、解脱するためのかりそめの場所でしかない。他の者は、Lorkhanが試練を乗り越えるための基盤として世界を創造したと見なしている。彼らにとって、霊魂の領域こそ牢獄であり、本当の解脱は今やもう果たされているのである。


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