Vampires of Vvardenfell Volume I
Vvardenfellの吸血鬼 第一巻
著者不明
(抜粋)
・・・Morrowindの文化においては、死霊術に対する反発のほうが激しく、吸血鬼のことはMorrowindではそれほど広く知られていないのだろう・・・。
・・・Templeは、西国の吸血鬼討伐組織の存在を認めない。それにもかかわらず、Templeの当局に話を聞くところでは、MorrowindのDunmerにはこれらの脅威を取り扱う経験や知識があるのだと説明してきた。それに対して、吸血鬼の大規模なコミュニティが、遠方の僻地や、迷宮化した捨てられた砦や魔術師の塔の地下にあり、逃げ込んだ者を容易く発見できるかもしれないことを彼らは率直に認めた・・・。
・・・Ashlanderの伝説における「Ash Vampire」は、不死ではないとされる。亡者に影響を与えられる魔術や祝福がこれらの吸血鬼に影響を与えなかったと伝えられている。実際に試してみた者は発見できなかったし、これらの伝承はTamrielにおける吸血鬼の一派と関わりがあるという文献は見つけられなかった・・・。
・・・Vvardenfellには三つの一族が存在し、犠牲者へ仕掛ける方法が異なることが知られている。Quarra一族は強靭な腕力と持久力が特徴であり、戦いの熱に浮かされながら攻撃してくる。Aundaeの吸血鬼は強力な魔術師であり、獲物を前にして催眠術をかけようとしてくるのに対し、速さと機敏さを兼ね備えたBerne一族の吸血鬼は隠密と奇襲を好み、まず犠牲者を噛むことで毒を流し込み、次いで安全な場所まで引き下がり、餌食が弱ってくると食事のために戻ってくるのである・・・。
・・・吸血病は、吸血鬼から受けた傷により感染すると考えられている。犠牲者のほとんどは吸血鬼の攻撃や捕食から生き残ることが出来ず、病に至る過程はほとんど理解されていない。犠牲者が吸血鬼になりたいと思って、進んで傷を負うことを示唆するものはあるが、物的証拠は存在しない・・・。
・・・潜伏期間は最長72時間であり、吸血病の兆候を示さない間は、一般的な魔法、または教会の天恵によって治癒することができる。しかし、潜伏期間の間、一部の犠牲者は眠りが阻害され、嫌な夢を見たことを報告したことがある。発症すると、病気は治らず、元に戻ることもない・・・。
Vampires of Vvardenfell Volume IIへ。
戻る