Words of Clan Mother Ahnissi
部族の母Ahnissiの言葉
Clan Mother Ahnissi
Ahnissiは教えよう。あなたはもうニャアと鳴く子猫ではないし、Ahnissiから秘密を守ることを学んだ。だから教えよう。
始めに、同じ腹から生まれた子がいた。AhnurrとFadomaiといった。多くの時が過ぎて、FadomaiはAhnurrに言った。「結婚して子供を作り、幸せを分かち合おうではないか」
次に最初の猫、Alkoshを産み出した。そしてAhnurrは言った。「Alkosh、我らはお前に時を与えよう。猫みたいに素早く、あるいは鈍く動くものが他にあろうか?」
次に風、Khenartiを産み出した。「Khenarthi、我らはお前に空を与えよう。風よりも高く飛び上がることができるものが他にあろうか?」
次に猫の目、Magrusを産み出した。「Magrus、我らはお前に太陽を与えよう。猫の目よりも明るいものが他にあろうか?」
次に母なる猫、Maraを産み出した。「Mara、お前は愛そのものだ。母よりも愛に満ちているものが他にあろうか?」
次に小さき者、S'rendarrを産み出した。「S'rendarr、我らはお前に慈悲を与えよう。慈悲を持たずに生き残れる小さき者が他にいようか?」
かくして多くの時が過ぎ、AhnurrとFadomaiは幸せに包まれた。
そしてAhnurrは言った。「我らの幸せを分かち合うためにもっと沢山子供を作ろう」こうしてFadomaiは同意した。そして彼女はHermorahを産み出した。次にHircineを産み出した。次にMerrunz、Mafala、Sangiin、Sheggorath、他にも沢山産み出した。
そしてFadomaiは言った。
「Hermorah、お前は流れそのものだ。月が流れを予測するのか、流れが月を予測するのか言える者が他にいようか?」
「Hircine、お前は空腹なる猫だ。お腹が空っぽの猫より他に上手に狩りをするものが他にあろうか?」
「Merrunz、お前はJa'Khajiitだ。子猫より何かを壊したがるものが他にあろうか?」
「Mafala、お前は部族の母だ。部族の母の手よりも明かされることのないものが他にあろうか?」
「Sangiin、お前は血塗れ猫だ。血の衝動を抑えられる者が他にいようか?」
「Sheggorath、お前はSkooma猫だ。Skoomaを吸った猫よりおかしいものがあろうか?」
しかしKhenaethiはFadomaiの元に向かって言った。「Fadomaiお母様、KhenarthiはAlkosh兄様でさえ飛ぶことの出来ない世界の高みに飛んでしまえるので寂しくなりました」Fadomaiは彼女を哀れに思ってAhnurrを騙し、再び身ごもるようにさせた。
そしてFadomaiは月とその動きを産み出した。次に雄大な砂と樹海たるNirniを産み出した。次に宵と暁のAzurahを産み出した。そして始まりより、NirniとAzurahは母に好かれるために争いを始めた。
まだFadomaiは出産の最中だというのに、Ahnurrは彼女を捕まえた。彼は怒っていた。AhnurrはFadomaiを叩いたので、最後の子供を産むため、遠く深淵なる闇の中に逃げ込んだ。Fadomaiの子供たちはその出来事を聞き、Ahnurrの怒りから守ろうと、全員が母の元に来た。
そしてFadomaiは最後の子供であるLorkhajを、深淵なる闇の中で産み出した。Lorkhajの心臓は深淵なる闇に満たされた。そうして彼が生を享けた時、深淵なる闇はその名前を知った。それがNamiiraだった。
やがてFadomaiは命の終わりが近いことを悟った。Fadomaiは言った。
「Ja-Kha'jay、お前には格子を与えよう。月の位相よりも不動のものがほかにあろうか? お前のいつまでも続く動きは、我らをAhnurrの怒りより守ることだろう」かくして月が天空より出でてしかるべき場所に着いた。Ahnurrは唸って深淵なる闇を掻き乱したが、格子を破ることは出来なかった。
そしてFadomaiは言った。
「Nirni、お前にFadomaiは最も大きな贈り物を残そう。今日Fadomaiが出産したように、お前は多くの者を産み出すだろう」Azurahは何も持たされなかったのを見てとると、Nirniはにこにこと笑った。
かくして全てのFadomaiの子供たちは去り、Azurahが残った。Fadomaiが言った。「愛しい娘よ、お前にFadomaiは最も大きな贈り物を残そう。お前にFadomaiは秘密を残そう」そしてFadomaiは愛しい娘に三つのことを話した。
Fadomaiは言った。「Nirniの子供たちが溢れるほど生まれたら、子供たちの中で特定の者を連れて変化させなさい。最も素早く、最も賢く、最も美しい民となるように、そしてKhajiitと呼ばせるように」
次にFadomaiは言った。「Khajiitは最高の登山者でなくてはなりません。MasserとSecundaが落ちても、Khenarthiの息吹を登って月の裏側まで辿らなくてはなりませんから」
次にFadomaiは言った。「Khajiitは最高の詐欺師でなくてはなりません。Ahnurrの子供たちから自らの本性を常に隠さなくてはなりませんから」
次にFadomaiは言った。「Khajiitは最高の生存者でなくてはなりません。Nirniが嫉妬して、砂を荒らして森を削り、Khajiitはいつもお腹を空かせてNirniと戦わなくてはいけませんから」
これらのことを語った後、Fadomaiは死んだ。
多くの時が過ぎて、NirniはLorkhajの元に来て言った。「Lorkhaj、Fadomaiは子供を沢山産むように仰いましたが、子供たちの場所がありません」
そしてLorkhajは言った。「Lorkhajは子供たちの場所を作り、次にLorkhajは出産できるようにお前をそこに置こう」しかしLorkhajの心臓は深淵なる闇で満たされていた。Lorkhajは兄弟を騙してNirniと共にその新たな場所にいることを強いた。そしてFadomaiの子供たちの多くは逃れ、星となった。そしてFadomaiの子供たちの多くはNirniの行く道を安穏としたものにするために死んだ。そして、生き残った者はLorkhajを罰した。
Fadomaiの子供たちはLorkhajの心臓を引き抜いて、Nirniの奥深くに隠した。そして子供たちは言った。「我らはお前に呪いをかけよう、小うるさいLorkhajよ。多くの時をNirniと過ごすように」
しかしNirniは子供を作れるようにするために、NirniはすぐにLorkhajを許した。その後彼女は子供を沢山もうけたが、森の民たる愛しい子供が自らの姿を知らず、そのためNirniは泣き出してしまった。
そしてAzurahは彼女の元に行って告げた。「可哀想なNirni、あなたの涙を止めてあげる。Azurahは新しい民を作ってそれを贈り物にするから」Nirniは泣き止んだので、Azurahは月に第一の秘密を話すと、彼らはAzurahに道を開けて通した。そしてAzurahは人か獣になるかという選択を決めかねていた森の民を引き取って、Nirniの素晴らしい砂漠と森の中に彼らを置いた。そしてAzurahは知恵を絞って彼らを多様な姿にし、全ての目的に適う一つの姿にした。次にAzurahは彼らにKhajiitという名前をつけて、第二の秘密を話して秘密の価値を教えた。次にAzurahはNirniの秘密の守護者にふさわしいように、月の格子に新たなるKhajiitを結び合わせた。そしてAzurahは第三の秘密を話し、月が沼地に下りて光を放つと、その輝きは砂糖となった。
しかしY'fferは第一の秘密を聞いてしまい、Azurahの後をこっそりつけて行った。そしてY'fferは秘密には賛成できなかったので、NirniにAzurahが騙していたことを告げた、そうしてNirniは砂漠を熱くしたので、砂は刺すようなものになった。次にNirniは森を湿らせて毒で満たした。次にNirniはY'fferに感謝し、彼に森の民を変えることをも許した。しかし、Y'fferにはAzurahの妙なる知恵は無く、森の民を全てエルフに変えて、二度と獣ではいられないようにした。そしてY'fferは彼らにBosmerという名前をつけた。その瞬間から、彼らは最早Khajiitと同じ子供ではなくなったのである。
そしてY'fferが秘密に賛同しなったせいで、Fadomaiの子供たち全員が格子を渡ることが出来るように、一息で天空中に響き渡るほどの声で第一の秘密を叫んだ。しかしAzurahは賢かったので、怒れるAhnurrと小うるさいLorkhajの耳を塞いで、その言葉を聞かないようにさせたのである。
訳注
Ja-Kha'jay:Lunar Latticeのこと。
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