The Yellow Book of Riddles
謎々黄本
著者不明

 誠実な喜びと、心の強化を図るために、著者はたゆまぬ努力と、同じ嗜好を持つ者との長年の対話を通し、学んだ謎々の技の全てをここに残した。
 (謎に悩んでまごつくことは、礼儀正しい貴族的な西国の社会の習慣である。貴族と、社交的たらん者は謎の本を集め、それらを学ぶのである。会話によって、英知と機知に富んでいるように見せるようにする役割を本に期待するのだ)

 それは黒くも無く、赤くも無い金属。
 人の持つ黄金の欲と同じほど重い。
 友と矢と軍馬の力になるもの。
 りまな:え答

 ある者が言った。「あなたが嘘を口にすれば私はあなたを剣にて殺しましょう。あなたが真実を口にすれば私はあなたを呪文にて殺しましょう」何といえば生き延びられるか?
 せ殺てに剣:え答

 あるBosmerが殺された。AltmerはDunmerに罪があると主張した。DunmerはKhajiitがやったと言った。OrcはBosmerを殺していないと誓った。Khajiitは、Dunmerが嘘をついていると言った。この中でたった一人本当のことを言っている者がいるとしたら、誰がBosmerを殺したのか?
 crO:え答


 訳注:答えは以下のように導き出せる。

 第一問(答えにはEbony、Glass、Daedric、鉛、鉄の中から選ぶ)
 黒くも赤くも無い金属→Ebony、Daedricが除外、黄金と同じほど重い→Glass、鉄が除外

 第二問
 呪文で殺せと嘘をつくと剣で殺せということになり、嘘をつかないと言葉どおり呪文で殺される。ただし、剣で殺せと言うと、どちらの場合も矛盾が生じる。

 第三問
 犯人は以下の場合分けをすれば一人に絞り込める。
 Altmerの主張が正しい場合。
 Dunmerが犯人(主張どおり)、Khajiitは犯人ではない(Dunmerが嘘)、Orcが犯人(Orcが嘘)、Dunmerは正しい(Khajiitが嘘)
 →犯人が二人になってしまう。矛盾。

 Dunmerの主張が正しい場合。
 Dunmerは犯人ではない(Altmerが嘘)、Khajiitが犯人(主張どおり)、Orcが犯人(Orcが嘘)、Dunmerは正しい(Khajiitが嘘)
 →犯人が二人になってしまう。矛盾。

 Orcの主張が正しい場合。
 Dunmerは犯人ではない(Altmerが嘘)、Khajiitは犯人ではない(Dunmerが嘘)、Orcは犯人ではない(主張どおり)、Dunmerは正しい(Khajiitが嘘)
 →犯人がいない。矛盾。

 Khajiitの主張が正しい場合。
 Dunmerは犯人ではない(Altmerが嘘)、Khajiitは犯人ではない(Dunmerが嘘)、Orcが犯人(Orcが嘘)、Dunmerは正しい(Khajiitが嘘)
 →Orc。

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