Escape From Prison〜Fang Lair(Hammerfell)


 さて、オープニング終了後はキャラクター作成に入ります。まずは職業から。
 「Generate」は質問に答えた結果で、数ある中から自動で決定されます。対して「Select」は、自分で職業を決めることが出来ます。職業によって、魔法が使える使えない、HPや魔力の量の増減、装備品や武器の制限(例えば、魔術師や盗賊的なクラスではPlate級の重い鎧や武器が装備できない)がありますので、慎重に決定しましょう。


 とりあえず自分はSelectでSpellswordを選択。魔法も使える戦士といった感じです。このクラスは武器は何でも装備できますが、装備はChainまで、魔力はIntelligenceの1.5倍だったはず。(Battlemageとかですと1.75倍みたいです)


 次に出身地(種族)を選択します。ArgonianでプレイしたいのでBlack Marshを選択。男女も選べます。ちなみに、今でこそ選択可能なOrc種族は敵キャラクターのため選択できません。意外なことに、帝国人も選べないみたいです。


 ランダムで能力値とボーナスポイントが割り振られます。数値に納得いかなかったら一旦「Done」を押して、再度割り振る選択肢を選ぶのもいいかもしれません。能力値の左端の数値次第で、中央や右端の数値も連動します。Arenaでは、Agilityを上げると良いとされます。他、体力が気になる方はEnduarance、持ち運び可能な重量や攻撃力を増やしたい方はStrength、MP増やしたいならIntelligence・・・といったように割り振りましょう。あとは顔作成です。とはいっても、あらかじめ用意されたものの中から選ぶだけですが。

 キャラクター作成が終了すると、本編に入ります。


「怖がらないで下さい。私はRia Silmane、Yui-Liよ、聞いてください。他に戦いを任せられる人がいないのです。貴方は殺されるためにこの牢獄に繋がれています。Imperial BattlemageのJagar Tharnは、本物の皇帝の振りをしているのです。彼は貴方を脅威とは見なしておりません。Imperial Court(宮中)のささいな一部に過ぎないのだと思っております。その自惚れによって、彼は最初の間違いを犯しました。この独房の北に目を向けてください。扉の鍵を開けるRuby Keyが見つかるはずです。それを取って、脱出してください。この通路は、Tharnが皇帝の金庫から盗んだ宝を隠すために使われたものです。もし望めば、Imperial Seat(帝国の膝元)から逃げ出すのに十分な物資を集めることも出来るでしょう。気を付けて、今下水道にはおぞましいネズミやゴブリンのような多くの生き物が潜んでいます」
「私は遅きに失しました。私は既に死んでしまったのです。Sorceressとしての私の力だけが、この生命の世とあの世との間で私を繋ぎとめているのです。しかし、その力は失われつつあります。強欲に飲み込まれないように。さもなくば、このトンネルが同じようにあなたの最後の休息所となるかもしれません。まだある程度の魔力を使うことは出来ます。この牢獄から西に行き、その後南に向かえばShift Gateを見つけることが出来るでしょう。帝国の中央より遠く離れた安全な場所に貴方を転送してくれるはずです。下水道から生き延びたらまた会いましょう。思い出してください、Yui-Li、Tharnは皇帝に扮しております。あなたより、彼の言葉を皆信用します。私は夢の中で貴方の元に向かうので、時々は休んでください。そうすれば情報を交換し、助けることもできます。貴方は危険なArenaに足を踏み入れました。友よ、定命の者の理解を超えた演じ手の一人よ。私は貴方の役割を妬みません。貴方にはまだ秘められた力が宿っております。貴方がこの世界で経験を積んだ時、私を探しに来てください。貴方は私の最後にして最高の希望です」


 Meridiaかと思った。とまあ、ヒロイン冒頭で死亡のお知らせというベゼスダらしい嫌がらせを聞き、実際のゲーム画面に移ります。Riaさんはオープニングでは捕まったという話でしたが、既に死んでしまったようですね。日付を確認するとHearthfire 1st(9月1日)でした。
 こうしてても仕方が無いので、さっさと動きましょう。鍵はすぐ手に入ります。インベントリを開く(顔をクリック)するとDaggerを持っていますから、それを装備しましょう。攻撃方法は右クリックしたまま対象をドラッグです。これがわからず開始三分で死亡し、セーブもしてなかったので最初からキャラを作り直す羽目になりました。ちなみにオートセーブなどというものはありませんので、こまめにセーブは取りましょう。


 武器を構えるのは一番左の剣アイコン、その下の光が魔法を唱えるアイコン、左から二番目の上段が地図、その下がクエストのジャーナル、その左の上段がスリアイコン、下段がエンチャントアイテムを使うアイコン、一番右の上段がステータス(現在の日付や時刻、所持重量、毒や病気に冒されているかが見れる)アイコン、その下が休息して体力を回復するアイコンです。敵が近くにいると休息できません。


 歩き回って宝を集めるのも一興ですが、ネズミに噛まれて病気を移されましたので(一定時間経過でHP減少、ファストトラベル中に死の危険もある)、治療のためにもさっさと出ます。これがShift Gateです。


 不正防止のためか、魔法のコストを聞かれます。インターネットが無い時代ならではの防止策でしょうか?
 どの魔法がいくらコストがかかるかについては、マニュアルについているらしいのですが、無料配布版ですとちと面倒くさいです。いっそUESPなどで検索したほうが早いくらいかも。Oblivionでは顔作りのため下水道から出られないという人もいるのですが、別の意味で出られない羽目になります。ちなみに何度も間違えるとゲームが強制終了される模様なので、一応ゲートを出る前はセーブしておきましょう。


 Shift Gateを出ると、キャラクターの出身国の町にランダムで飛ばされるようです。


 町はこんな感じ。ちなみにこれで町のごく一部です。すごく・・・広いです。NESWの文字を押すと、その方向にスクロールできます。
 人に聞いたりすると、場所が近ければ地図に店の名前などを書き込んでくれます。自分でも書き込めるので、聞くのがめんどくさいという人は自分で書くのもアリ。
 ちなみに、盗んだり、扉を攻撃してブチ破り、人家に押し入ったりなとということもできるのですが、見つかるとガードにスタップされますので気をつけましょう。どこかから駆けつけるというのではなく、いきなり背後に出現します。

 この時点までに一回でも眠ると、Riaさんが現れてお告げをしてくれます。

「あなたは心身ともに強さを備えているようですね。旅を始める時です。これ(上の画像)がStaff of Chaos、この世界と、皇帝が追放された異次元との狭間の扉を開くもの。私がCouncilに警告しようとしたとき、Tharnは私の肉体を破壊するためこのアイテムを使いました。彼はStaff of Chaosが不壊に近いものと知っていました。大地の精そのものから作られているからです。しかし、彼は鍵を見つけた。国は分かれている。だから、彼はStaffを八つの破片に砕きました。彼が方々に撒いた破片は世界中に散らばっています。私は最初の破片の位置を占うことが出来ました。その場所とはFang Lairと呼ばれています」
「Fang Lairは、KragenのDwarfによって造られたと言われています。伝説によれば、Great WymnはDwarfたちを故郷から竜の歯に入れて連れ出し、またLair自体それであるとも考えられています。正確な場所を知っていれば良かったのですが。恐らく、この場所を知る賢者や学者がいるはずです。薄暗き深みにて、Staff of Chaosの最初の破片が据えられています。どうかお元気で。Tharnが貴方の脱出を知っているとは思えませんが、この姿では他にどうすることも出来ないのです。私は呪文で貴方の身元を誤魔化そうとしましたが、どのくらいの間あなたを隠してくれるのか。Tharnが探しているかもしれないことには気を付けて下さい。それでは、真の皇帝と、私からの祝福を・・・」

 その辺の人に聞くと、問題の場所はHammerfellにあるらしいと分かりますので、行ってみましょう。Hammerfellで尋ね回ると、最終的にはRihadの王宮で聞くと良いという話が聞けます。勿論、最初からRihadの王宮で尋ねても構いません。


 Rihadを治めるBlubamka女王と話すと、ある条件と引き換えにFang Lairを教えてもらうことになります。

「Rihadにようこそ、Yui-Liよ。私はBlubamka女王。私のために働いてくれたならFang Lairの場所を教えることにいたします。ええ、それほど前のことではないのですが、Golthogに率いられたゴブリンの一団がこの砦を夜襲したのです。奴らは多くの宝、伝説のFang Lairの位置を特定するElder Scrollsの一部を解読する手掛かりが書かれた写本を含めて奪っていきました。Golthogとゴブリンどもは街の外、Stonekeepと呼ばれる荒廃した古代の砦に居座っています。傭兵たちの大掛かりな部隊や、兵士たちをつぎ込んでもそれらを発見することは出来ないかもしれません。しかし一人ならば、成功するかもしれません。貴方の来訪は行幸でした。この写本を取り戻すことに同意するならば、地図にStonekeepの場所を記しましょう。もし写本を持って帰って来れたならば、Fang Lairの場所を明かすことも出来ます。あなたの援助の報酬として、その位置を教えることを約束します。同意してくれますか?」

 同意しましょう。

「素晴らしいこと。StonekeepはRihadの側にあります。気を付けるように、Golthogは悪賢く邪悪です。Underkingに仕える死霊術師であるという噂さえあります。写本を持ち帰ったら、Fang Lairの場所を教えましょう」

 Blubamka女王はにっこりと笑って去るように指し示した。


 それでは砦に向かいましょう。ここの敵はネズミ、ゴブリン、ミノタロウス、グール、Orc、クモ、スケルトン・・・くらいでしたか。十分なレベルがなければミノ助あたりに殺されるかもしれません。私はOrc Strength(攻撃力増強)やShieldの魔法で凌ぎました。
 敵は出現箇所や数が決まっているらしいので、何度も探索する場合は敵の登場箇所をメモしておくのもいいかもしれません。
 鍵のかかっている扉もありますが、攻撃すれば破ることが出来ます。


 この左にある巻物のようなものが女王が求める写本です。クリックして入手しましょう。


 場所はこんな感じです。緑のドットが出入口、黒線が最短経路、黒丸が写本のある場所です。途中、高い壁がありますので、ジャンプ力がそこそこあるか、Passwallで壁をブチ抜くか、Levitateの呪文が無いと登れないということになるかもしれません。
 なお、この地図に現れている部分はStonekeepの全体の四分の一程度です。

 女王の元に戻って報告したらFang Lairの場所を教えてもらえます。

「写本を持ってきましたか! Golthogを同じようにさっさと墓に沈めて頂けたらいいのですが。さて、取引を終わらせましょうか」

 Blubamka女王は恭しくお辞儀をする廷臣に合図をし、ペンを持ってこさせた。じっと写本を見つめ、女王は数分かけて、Hammerfell地方の何処かにあるというFang Lairの場所を貴方の地図に書き記した。

 というわけで、用意を整えてFang Lairに向かいましょう。


 貴方はFang Lairの竜の門の前に立っている。その威厳の前には畏敬の念を覚えずにはいられない。Dwarfたちの要塞は遠く昔に捨てられて、石の壁は歳月と手入れされていないことにより風化している。この薄暗い深みの中のどこかにStaff of Chaosの最初の破片があるのだ・・・。


 中はこんな感じです。穴の中は入っても問題ありません。むしろ、遠く離れた部屋と繋がっていることもあります。敵に遭遇せずに遠くの部屋に行くことも出来ますので、有効利用しましょう。
 敵はStonekeepとほぼ同じですが、ネズミやゴブリンのような下位の敵は出てこなかったはずです。気をつけましょう。


 南西に向かうと、地下に通じる扉がありますが、謎掛けをしてきます。

 貴方が近づくと、扉が話しかけてきた。

 愚かな定命の者よ、我の謎を聞き、我が仕えるに値することを証明するが良い・・・。

 Cell 3にWorthless Brassがあり、Cell 2にGold Keyがあるとする。
 Cell 1にGold Keyがあり、Cell 3にWorthless Brassがあるとする。
 Cell 2にWorthless Brassがあり、Cell 1にGold Keyがあるとする。

 果敢なる愚者たるを知り、全てが真実でないことを知る。どのCellにGold Keyがあるか?

 Cell 2、と手打ちで入力すればいいんですが、私はこの手のクイズがさっぱりでして、三回目で成功しました。失敗すると蜘蛛の檻が開きますので注意しましょう。しかし、はずれのCellには宝がある扉を開ける鍵がありますので、それを狙って外すのもいいかもしれません。
 さて、Gold Keyで扉を開けて下に行きます。


 玄室の手前で、同じように謎掛けをされます。

 汝に一つの質問を課す。

 それは魚でもなく肉も無く、羽根も無く骨も無く、しかし指があり、その親指を持つものは?

 答えは何だ、定命の者よ?

 答えはGlove(手袋)です。


 扉が開くと、Hell Hound二体と戦闘になります。炎の呪文が厄介なので、Resist Fireのポーションを最低でも一本、Mages Guildで買っておくといいでしょう。


 Staff of Chaosの欠片です。


 なお、この階には溶岩の流れる場所を通ってしか行けない部屋があります。グールが二体いますが、宝が沢山置いてあります。Resist Fireのポーションをもうニ、三本余分に買っておけば、溶岩に入ってもダメージを受けずに部屋を往復することが出来ます。


 Fang Lair一階です。本当は右下がありますが、地図を繋ぎ合わせるのが面倒なのでカットしました。緑のドットが入口、青のドットが地下への階段、青い線が最短経路です。Shaftと呼ばれる地下通路が張り巡らされておりますので、そこを通れば最小限の戦闘で地下への階段に向かうことが出来ます。


 二層目です。北が宝の部屋であり、東の玄室にStaff of Chaosの欠片があります。赤い部分は溶岩であり、落ちるとダメージを受けます。


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(2009.8.27)