「四つ目の欠片を取り戻したのですね！ 貴方の勇気には敬服いたします。友よ、よく聞いてください。Tharnは本格的に貴方を探し始めました。恐れないで下さい。彼は貴方の真のアイデンティティを知ることはないのですから。しかし、Staffの力を感じることは出来ます。八つのうち四つの部位を持つ貴方は、闇夜のランタンのように目立つのです。気をつけてください。Staffの五つ目の欠片が、Crystal Towerと呼ばれる古代の魔術の塔に眠っています。それは南端のDragon's Teeth（竜の歯）と呼ばれており、High Rockの氷に覆われた山々からValenwoodの密林に至るまでTowerの胸壁の最上部を地平線に見ることが出来たと伝えられております。雄大な山脈の南端部より左程遠くない場所にあるのではないでしょうか。Towerを見つけて、Staff of Chaosの五番目の欠片を取り戻すための道筋を見つけなくてはなりません」
そんな帝都のWhite Gold Towerみたいなもん、遠くから目立つがな。 Riaさんは、主人公に素性がわからなくなる魔法を以前かけてくれたのですが、効力はまだ続いているようです。そのお陰でTharnの手の者に見つからず、来る来る詐欺に終わっているようです。とはいえ、今回のCrystal Towerに杖の欠片のある洞窟に主人公が来ることを予測しているような節はあるのですが。
「私はCorim Ashlenと申します。勿体無くも、Mages GuildのLoremasterとしての栄誉に浴している身分です。Crystal Towerを探しているという噂を耳にしました。生涯の研究として弟子に探させたこともありましたが、まるで雲を掴むような話でございました。しかし、これまでしようとは思わなかったことを考えたのです。Crystal Towerを探す手伝いをいたしましょう。その代わり、まず貴方が私のために仕事をしてください。ええ、幾晩か前、Mad Godの僧侶たちがギルドを襲撃しましてな。彼らは我等の魔法を吸収する何らかの魔法によって守られており、それらが奪われるのを見ているしか出来なかったのです。我等の弟子は多く死に、僧侶どもは沢山の宝であるアーティファクトを盗んでいきました。それらの中には小さなダイヤモンドも。これ以上のことは申し上げられませんが、もう少し申し上げますと、ここのギルドの魔力を強化することにより、重要な目的を果たしているものです。あなたも興味を持つような副次的な役目がありましてな。私が探索し、先代のマスターであるDemi-LichのZaraphusから公正な戦いにより勝ち取った魔法の宝石なのです。見るものに対し、この宝石より出る光がCrystal Towerの真の位置を特別に用意した地図に示してくれるそうです。その地図は研究室にあります。しかしダイヤモンドがないことには。もし取り戻すことを考えてくださるなら、喜んでCrystal Towerの位置を教えますぞ。しかしまずはダイヤモンドを持ってきてください。同意してくれますかな？」
「よろしい。Lillandrilの街の外にあるTemple of Mad Godを見つけてください。ペンを取って地図に印をつけますのでしばらくお待ちください。覚えていて下さい。ダイヤモンドをお持ちになればCrystal Towerの位置を報酬として示しましょう」
燃え上がって多くの利益をもたらし、死ぬ時にただの木屑となるものは？
「よくやってくれました、Yui-Liよ。このギルドに尽くしてくれたことは長く語り継がれることでしょう。貴方のご尽力に感謝いたします。さて、私が約束を果たす番ですな」
Crystal Towerはこの場所を支配しているかのようだ。人を非難する指のように、空の高みを指し示している。この魔術の塔の基底部を見るにも、通常の人の概念を超えており、他にも多くの階があるように見える。この高みのどこかに、Staff of Chaosの五番目の欠片があるのを感じることが出来る･･･。
その大理石の広間は、ミルクと同じくらいに白く、絹と同じくらいに柔らかい肌が続いている。水晶のように透き通った噴水の中に、黄金色の林檎が現れる。その砦に扉は無い。しかし、盗賊は金を盗むために押し入るのだ･･･。
「貴様のことを誤解していたようだ。これではっきりした。貴様は私が遣した役立たずどもを打ち負かしただけではなく、その場の者どもを前にして生き延びたというわけだ。それ自体伝説となり得ることではあるな。しかし、私は何としてでもお前を潰してやる。覚悟するがいい、私の手の者がやって来ることを･･･」
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