Corpse Preparation Volume Three: The Fresh Corpse
死体の調整法 第三巻 死体が肉を持つ場合
著者不明
新鮮な、もしくは腐った死体は、まだ肉を持つ。死体の腐敗を促進させたいか、その代わりに骨の使用人を望むならば、沿岸部、もしくは沼、湖沼に行って死体を放置するがいい。動物は肉を死体から剥ぎ取ることにかけては死霊術師の最も偉大なる同志である。Morrowindの貪欲なMudcrabどもは、ほんの数日のうちに死体を骨にまで貪ることだろう。他の管区のより小さな蟹でも、ほんの数週間で同じようにすることが出来る。
ゾンビの召使を作りたいと所望するならば、適切な場所に死体を配置し、適切な儀式を執行するだけでよい。とはいえ、若い死霊術師が知りたがるであろういくつかのおまけを記しておく。例えば、我等の術を評価しない輩によって死体が切り刻まれたとしても、腐った召使は何度も復活することが有り得る。使用人に不慮の出来事が起きたとしても、見つけられる限りの部位を慎重にかき集め、革紐で骨を縛り、(あまり腐ってないならば)肉を縫製することで、また使用人を蘇生させられることであろう。これがなされるたびに使用人はより弱くなるかもしれないが、処置とメンテナンスを施せば、何十回もゾンビを蘇生させられるのだ。
しかし、ただのゾンビを作るなど、最も怠惰か、極端に下手な施術者がすればいいことである。もう少し時間と手間をかけるだけで、より役立つミイラの使用人を作れるだろう。
ミイラの使用人を作る第一歩は、最低でも一ヶ月間、塩か炭酸ナトリウムのプールに腐った死体を漬けておくことである。これらは死体の腐敗を止め、死体が悪臭を放つような状態ならば、塩類が同様にそれを取り除いてくれるのだ。Argonianの地やThrasのような湿気のある場所では、もっと多くの塩を加えなければならないだろう。この処置の前に、内臓を取り出す死霊術師も見かけられるが、私はこんなことをする実用的な理由はこれまで思い当たったことが無い。
次の過程は、布かリネンで使用人を包むことである。これは肉体の腐敗を防止して、きちんと巻かれているならば、同様にいくらか保護の役割を果たしてくれるのだ。死体が固く、乾燥しても有能な使用人になるので気にすることは無い。適切な儀式を執り行うことで、ミイラの死体に動くための力を与えてくれるだろう。最も重要なことは、自分の命令に従う、より自律的で賢い、もっと強力な召使いを得られるということである。
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