絵が見せるもの(Wayrest Painting)


 さて、前回Lhotun王子の口添えのお陰で王妃に信用されるようになりました。更には直々に頼みたいことがあるということです。夫亡き後は彼女が国を支えているようですね。


「Yui-Liよ! Sentinelへようこそ。寛いで過ごされたことかと存じます。さて、本題に入りましょうか。私の息子であるPrince Lhotunは貴方が尊敬され信頼できるArgonianであると話してくれました。貴方のような者を必要としていたところです。Castle Wayrestに忍び込み、先王Lysandusの家宝を取り戻してくるならば、716ゴールド支払いましょう。やっていただけますか?」


「気前がいい方ですこと! そこにはある品物、つまり絵画があり、Castle Wayrestのどこかに隠されています。さる理由からこの品を所望いたしますが、貴方がそれについて気を揉む必要はありません。それを持ってきてくださったら716ゴールドを支払います」


 Wayrestの城の、Helseth王子がいる部屋の北の扉から抜けた先の迷路に絵画がありますんで、それを取りましょう。ちなみに重量がありますので、荷物が満載の状態で行ってしまうと持ち帰れなくなります。あと、水路に潜って毒攻撃をしてくる魚とやりあうハメになりますので注意してください。毒は後のシリーズと違い、死ぬまで治まりませんし、この状態で休もうものなら一発で死にます。毒を喰らわないように何度かロードしたのですが、回避できませんでした。
 回復手段を用意しておかないと100%死にます。WayrestのTempleに駆け込みましたが、毒を治してくれなかったので一旦ゲーム落とした後、セーブデータ編集ツール立ち上げて武器に毒治癒エンチャントをつけて治すことになりました・・・。

 さて、絵を取ると不思議な光景を見ます。


 絵の中の景色が動き、ねじれていった。あるテントの中をはっきりと見て取ることができた。Wayrestの衣装を身に纏う数人の男が、Daggerfallの紋章を身に着けた男と激しい議論を繰り広げている。Wayrestの男のうちの一人がDaggerfallの男の背後に忍び寄って短剣を抜き払い、何気ない素振りを装って肋骨の隙間に剣を滑り込ませた。命が彼の身体から抜けていくにつれて、イメージも薄らいでいった。

 王妃に持ち帰ると、絵を使ったのかどうか聞かれます。


「絵を使いましたか?」

 嫌われたくないと思うならば、ノーと答えましょう。


「よくやりました。その宝は王家の血を引いていない者には相応しくないものなのです。貴方は忠実を尽くしただけではなく、恭順の意も示しました」


「これが報酬の716ゴールドです、Yui-Liよ」

 そんなこんなで話は終わります。しかし、絵の内容が気になりますよね。Wayrestの者がDaggerfallの人間を殺した。物騒な話です。何故、絵がそれを見せたのかも気になります。ここで、WayrestのPrince Helsethが脅迫状を届けた見返りに教えてくれたことを思い出しましょう。

 我々はKing LysandusとKing Camaronの元に相談役を送り、Battle of Cryngaine Fieldの直前に意見の相違を修正しようとした。Lysandusは嫌なほど皇帝に忠実であるのに対して、Camaronは自治権の拡張のために戦っていた。相談役の報告によると、GortwogのOrcによって道半ばで待ち伏せされたせいで到着が遅くなりすぎてしまったのだという。しかし、少なくとも我々の相談役の何名かがLysandusのテントに到着し、彼とちょっとの間話をしたということも聞いた。

 さて、この一致は偶然なのでしょうか? Lysandusは暗殺ではなく戦死ということになっています。しかし、絵画の出来事がLysandus王が実は暗殺されたことを指しているとしたら? Lysandusは手紙でCryngaineで敵を蹴散らす、というようなことを言っていますから、どちらの場合にしても、少なくともBattle of Cryngaine Fieldの前までは生きていたことになりますが・・・。
 しかし、仮に暗殺されたとすると、各勢力の行動の意味も変わってきます。Orcはこのことを知って、Lysandusを守ろうとWayrestからの相談役という名の暗殺者を待ち伏せていたのでしょうか? では一体何のために? Wayrestも何のためにLysandusを暗殺しようとしたのでしょうか? Helsethは主人公に情報を与えましたが、王家に損害を与えかねないことを計算高いHelsethが果たして教えるでしょうか? Wayrest王家は一体どこまで関わっていたのでしょうか?
 謎は深まります。


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(2009.9.24)