メイジギルドって・・・。
Nerevarine教団についてのレポートを読んで一息ついてたら、Ajiraに手招きされた。
「AjiraはもっとYui-Liにやってもらいたいことがあるの。AjiraはGalbedirと賭けをしていてね・・・Galbedirよりも先にJourneymanになりたくて。今、Ajiraはキノコのレポートを書いてるんだけど、あなたに偽のソウルジェムをGalbedirに掴ませて欲しくて。偽のジェムを作ったの。はい、これね。上の階にあるGalbedirの机にしまっておいて。GalbedirはMarayn Drenと話し合うために降りてくるから、そうしたら誰も見ている人っていないよね」
うわ(´д`;)
な、なんだか変なことになってきてしまったぞ。大丈夫かコレ。
しかし、先輩の命令には逆らえない。何かあったら全責任をAjiraに被せるつもりで、仕方なく、ソウルジェムを持って上階に上がる。途中で彼女と目が合ったが、特に気にする様子も無くそのまま通り過ぎていった。
机には綺麗なジェムがたくさん。引き出しをそっと開けて、中にあったジェムを取り出してAjiraに持たされた偽のジェムを代わりに中に入れておいた。
「Ajiraが言った通りに机にジェムを入れておいたのね? ありがとう。ああ、それから、地方の花についての研究をしたいのだけれど」
「採集?」
「そう。Gold Kanet、Stoneflower Petals、Willow Anther、Heatherのサンプルが欲しいの。Amaya湖の岸辺に生えてるわ」
「あ、それなら持っていますよ」
Sharnの頼みをこなした折に、あれこれと花を摘み取ってきたのだ。今回は特にどこかに行く必要も無くAjiraの頼みを聞くことが出来た。彼女は喜んで、お駄賃代わりにポーションをくれた。早速錬金術の道具をそろえて、何かをするようだったので、邪魔をしないようにギルドを後にして、Caiusの家に向かった。
相変わらずスボン一枚なのだが、寒くないのだろうか。早速懐からレポートを取り出して差し出すと、興味深げにそれに目を通し始めた。
「これがNerevarineについてのSharnのノートか? よくやった。BladeのApprenticeに昇進させよう、Yui-Li。いつか、時期を見計らって皇帝陛下が何を計画なさっているのか教えてあげよう。ちょっと任務を離れて冒険に行くのもいいかもしれないよ。出て行って、これを読ませてくれ」
「はーい」
お小遣いとして最寄の帝国の教会と、TempleにテレポートできるDivine InterventionとAlmsivi Interventionの巻物を貰った。
それにしても、皇帝の計画かあ。うーん。Nerevarineの予言? を調べてるからそれ関連のことなんだろうけれど。Caiusはノートを精読するつもりのようなので、やっぱり邪魔はせずに家を出て行った。そうだなあ、十日後にまた来てみようかな。
言われたとおり、それからのんびり難破船なんか見つけてみたりして遊んでいるうちに数日が過ぎたので、レポートの進み具合はどうなんだろうとメイジギルドに顔を出してみると、「十ゴールドあげるからCeramic BowlをRa'virrのお店で買ってきてくれないかしら」と頼まれた。要はパシリである。
こちらも手持ち無沙汰で、とはいえどこかに冒険しに行く気分も起きなかったので了承すると、Ajiraは机の引き出しを開けて小銭を出そうとして、次の瞬間悲鳴を上げた。
「レポートが無いわ!」
「え!?」
いきなりの悲鳴に、思わず俺とテレポーターのお姉様がのけぞったが、Ajiraは目に涙を浮かべて叫んだ。
「お願い、すごく助けて。Galbedirが地域のキノコと花の錬金術的性質の書かれたレポートを盗んだの。Ajiraは、Galbedirがギルドを出て行かなかったって知ってるから、近くにあるに違いないわ」
とはいえ、あまりに時間が無かったのか、袋やチェストの中には隠されておらず、そのままの状態で物陰に押し込まれていた。
Ranis師曰く、
「私の若い頃もそんなことがあったものよ、懐かしいわねえオホホホホ」
よくあることらしい。
返す前に、まあ協力したんだし権利あるだろ、とちょっと読ませてもらったんだが。
Ajira's Mushroom Report
Bitter Coastにおけるキノコ。
JourneymanのためのAjiraのレポート。
Ajiraは、Vvardenfellに生える四つの一般的なキノコを研究しました。
Luminous Russulaは、褐色の斑点が笠の上部にある毒を持っているように見えるキノコである。全てのRussulaは強烈な匂いを放つが、Luminous Russulaのそれはより強力である。Russulaは、正しく用いなければ毒にもなり得る。真珠の粉末と混ぜ合わせると、非常に良い水中呼吸の薬を作ることができる。
Violet Coprinusは、闇夜に輝く毒性の高いキノコである。誤ってRussulaうあ他の誤ったものと調合してしまうと、Coprinusも毒になる。Coprinusと鱗を調合して、Ajiraは水中を泳がずに水面を歩けるようになった。素晴らしい。
Bungler's Baneは、木や、時には湿った岩から生える茶色の段のようなキノコである。他の何と用いても、大抵の場合このキノコは悪い効能を発揮してしまう。非常に扱いづらいが、AjiraはBungler's Baneに真珠の粉を混ぜ合わせると、解呪の良い薬を作ることが出来た。Ajiraの腕のせいではないのだが、かなり不味い味の薬になった。
Hypha FaciaはBungler's Baneと非常に良く似ている。Ajiraは簡単に騙されたが、より乾いて埃っぽい匂いのするほうがBungler's Baneである。Hypha Faciaはほとんど匂いが無いものの、味はもっちりしている。Hypha Faciaは食用にはもってこいのキノコだが、摂取しすぎることでAjiraの動きを悪くした。AjiraはHound Meatをより食べやすくするためにHypha Faciaを用いたが、その結果AjiraはAjiraの部屋に満遍なく魔法の匂いを感じた。Ajiraは、Hypha Faciaに他の用途は発見できなかった。
Ajiraは、Bitter Coastに行って、これら全てのキノコを集めるのにとても苦労致しました。Ajiraは、Galbedirよりももっと、Journeymanランクにふさわしいでしょう。
Ajira's Flower Report
Lake Amayaの花々
JourneymanのためのAjiraのレポート
Ajiraは、Gold Kanet、Stoneflower Petals、Willow AntherとHeatherの有する魔力を学ぶために一生懸命研究いたしました。
Gold Kanetは、鋭い棘を持ち、黄色の花と非常に暗い緑の葉がある。Gold KanetとStoneflower Petalsは、力を回復させるペーストを作ることが出来る。ペーストには若干の副作用があるが、短い時間だけ作用するものである。
Stoneflowerは暗い青で、地面に身をかがめる程、花弁は非常に重い。非常に高価ではあるが、AjiraはStoneflower Petalsと、粉にしたエメラルドと水を混ぜ合わせることで、短い時間により多くのMagickaを得ることを可能にする。
Willowは薬に用いるのに非常に良く、多くの用途がある。Frost Saltで、氷の盾の効能のある薬を作った。Grave DustとGreen Lichenで、Common Diseaseを治療する薬を作った。そして、Corkbulbで、Ajiraは麻痺を治療する薬を作った。
Ajiraは、葉がSkyrimの針葉樹に似ていることから、HeatherはSkyrimから来たのではないかと考える。花は、Nordの人々のようにピンクがかっている。ルビーと混ぜ合わせると、とても身軽になる薬を作ることが出来る。Scampの皮膚の粉で、AjiraはPersonalityを回復させる薬を作った。
Ajiraは、危険なLake Amayaからこれらのサンプルを採集するために、一生懸命働きました。Ajiraは二つのレポートを作り上げる必要がありましたが、Galbedirは下手糞なレポートを一つ仕上げただけです。Ajiraこそ、Journeymanのランクにふさわしいでしょう。
あの雌猫、俺の努力を横取りしやがったああ!!!!!
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(2008.5.15)